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知り合いに中国輸入転売をしている女性の方がいました。
彼女はアパレル関係の商品を中国の工場などから直接輸入してYahooオークションやアマゾンで販売していました。
久しぶりの連絡でうれしかったのですが。どうやら輸入転売の状況があまり芳しくないという内容の愚痴でした
その話を聞きながら、そろそろ広東フェアがある時期なんだなーと思いながら、なぜ彼女が在庫を抱え厳しい現状におかれてしまったのかを考えてみました。
在庫を持つ事の長所・短所
小売店がどのように商品を仕入れ販売しているかご存知ですか?
コンビニ、専門店、商店街に大型のショッピングモールなど、お店には様々な形態があります。
お店では「商品」を「在庫」して販売をしています。
店舗の状況よって「在庫できる商品」の種類や量にも限りがあります。
そして不良在庫になりそうな商品はタイムセールなどで特価販売したりします。
良くスーパーで夕方に行くとお惣菜が安くなるのはこのためです。
「ネットショップ」の場合はどうでしょう?
ネットショップでは「商品画像」さえあれば在庫を持たなくても「販売」ができます。
なので販売者側が実際に在庫を持っているかどうかは購入者から知ることはできません。
商品の仕入れルートがあれば、商品が売れた時に仕入れをすることもかのうです。
もし商品が完売や欠品で用意できなければ「キャンセル」するという方法が使えます。
お客からすれば迷惑な話ですが多くの店は掲載しているすべての商品を在庫しているわけではありません。
なので1年に1個しか売れないような商品でも表示上販売は可能なわけです。
では、「輸入転売」などをする個人の場合はどうでしょうか?
輸入転売の場合、販売する場所は多くの場合インターネットになります。
この場合は、ネットショップの利点を利用できます。
しかし、実際はメーカーや問屋などからは相手にされず。在庫を持っていないと販売ができません。
そこで在庫を仕入れてみたとします。
良く売れる商品が見つかれば大量に仕入れればいいでしょう。売れない商品を仕入れてしまった場合は早く在庫を処分する必要があります。売れ残れば、在庫に対して税金がかかってしまいますので大きなリスクになるからです。
在庫を持つことの長所は。
・売れたら確実に商品を用意できる。
・取り寄せのお店より早く発送できるのでお客様も安心して購入する。
・売れる商品であれば大量に買い付けることでボリュームディスカウントも可能。
などです。
アマゾンが行っているプライム商品などもこれに当たります。
短所は、
・売れなかったときに仕入れ値より安く販売しなければならなくなる。
・最悪は処分する必要がある。
といったイメージです。
商品が売れるまでにかかる経費
つぎに考えなければいけないのは、商品が売れるまでにどれだけのお金がかかるかということです。
商品管理・梱包・発送送料・カード決済手数料・顧客に対するアフターケア・返品など
安く仕入れて数量を販売すれば利益でカバーできますがイメージとして販売価格の20パーセント程度は経費が掛かっていると考えてください。
つまり、情報がない状態で在庫を抱えて販売するのはかなりリスクが高いです。
皆さんは、アムウェイをご存知ですか?
マルチレベルマーケティングといわれ、健康志向の商品を販売するものなのですが多くの方は詐欺だと危険視してそのこと自体を嫌います。
ですが、実は良く考えるとこれも販売する市場を知っているか。
自分自身が商品を知り、販売チャネルを持っているかどうかによって普通に売れてしまうと思うのです。
何も知らない状態で商品を販売しろと言われているようなものなので多くの人が在庫を抱えて途方にくれるのです。
つまり、ネットショップにしても健康食品を販売する場合にしても
その商品が売れる市場を把握し、適切にその顧客にアプローチできるかどうかの情報がなければ結局のところほとんど利益を上げることは無理です。
ではどのようにしたら売れる商品がわかるのか?
少し考えてみました。
無在庫販売に挑戦してみたら?
まず販売する商品市場を把握することが大切だということです。
たとえば、フィギアを販売するならそれを販売しているお店をまずピックアップします。
そして、買い取りサービスをしている会社なども一緒にリサーチして良く売れるキャラクターがどんなものなのかを把握します。
アマゾンなどでも人気商品や売れる頻度などはツールで調べることができますのでそのあたりも参考にするといいと思います。
商品の目星がついたらそれを販売しているお店から商品を買うか、
広告代理店を通して商品を販売していないかを確認してみます。
あまり人がやっていないASPなどを利用するとブログなどで商品を紹介するだけで意外と売れます。
つまり、商品を販売するために特化したネットショップ形式のブログを作れば特定ジャンルで何が売れるのかだんだんとわかります。
そこから単品リピート販売
その商品が売れるとわかれば直接販売できないか交渉をする必要があります。
ASPを通して商品をたくさん販売している実績があれば話も通り易いですし、単純にネットショップを開いて安く仕入れられるお店がないか確認するのもいいでしょう。
出来れば、リピートが期待できるサプリメントや健康器材などは少人数で販売するにはよいかもしれませんね。
おまけ
ほとんどの人が使っていないASP
バナ記者