記事の目次
インターネットで商品を販売していると「クレジットカード詐欺」の注文や、「転送センターを利用して商品を奪い取られる詐欺」の注文に出会うことがあります。
多くの注文をさばいている経験のある運用者であっても詐欺だと気が付かずに商品を出荷してしまい損失を追うことがあります。
そして最近、代引き詐欺という手法がだんだんと増えているという話を耳にしたので「代引き詐欺」とはいったいどのようなものなのか「運営者側」と、「利用者側」の視点を踏まえてまとめてみました。
ショップ運営者も、ネットショップ利用者も詐欺には十分注意しましょう。
ネットショップで多発する代引き詐欺ってなに?
ここ最近、ある特定のエリアで代引き詐欺と呼ばれる詐欺行為が横行しているらしい。
どういう手法の記載は省略しますが、どうやらショップ側に代引きで注文し、商品を出荷するとお金を支払うことなく商品だけ奪い取られてしまうという詐欺らしいのです。
正直そんなことがあり得るのか?と驚いているのですが、ネットショップを運営していると結構な確率で詐欺注文に出会うのでなくもないんだろうと思っています。そこでまず、ネットショップ運営者側で代引き注文の際に注意しておきたいポイントを抑えておきました。
ショップ運営側で最も注意が必要な事例はこちらです。
・注文が入り代金引き換えで送った商品を受け取り拒否されるパターン。
この場合、往復送料と代引き手数料さらに商品在庫を抱えることになり出荷するだけで手間と費用がかなり発生します。
この手のお客さんはいたずらで注文をしてくる人も多く、一度注文を受け取らなかった人に関してはお店側でしっかりと顧客情報を残しておく必要があります。ちなみにこのパターンはお客さん側に悪意があるなしにかかわらず結構な確率で発生するので運営者側はある程度覚悟が必要です。代金引換の場合、仮に購入者側に内容証明書を送ったとしても送料などの費用が支払われることは基本的にありません。なるべくショップの損失を少なくできるよういたずら注文してくる人はリスト管理する必要があります。
そしてごくまれにあるのが、
・第三者がいたずらで注文していない人の住所に商品を代引きで注文するパターン。
この場合、必ず商品が届いた送付先の方か運送会社から発送元の会社に連絡がきます。
このパターンの場合も送料や代引き手数料など注文者側に請求することが出来ないという事が問題となります。もちろんお届け先のお客さんは商品を注文した人とグルなのかどうかは別として基本的に被害者です。この場合、もしお届け先のお客さんが商品を受け取ってしまった場合返金の対応が必要になります。
ちなみに、代引き詐欺と聞くと多くの場合商品がお届けされる消費者側の人が不安になり調べていると思いますので、受け取り側の注意事項も記載しておきます。
受け取り側も注意!身に覚えのない代引きは受け取るな。
代引き詐欺の場合、商品を受け取る側も注意が必要になります。これは昔からある程度あった詐欺なのですが商品を頼んでいないのに、代金引き換えで商品が届くという詐欺があります。
この場合、金額はそこまで高額ではないらしいのですが荷物を受け取り時に金を支払ってしまい返金されないという事があります。
ちなみに、ちゃんとしたお店で「第三者が別の人に商品を送りつける詐欺」の場合。販売元のお店に事情を説明すればある程度対応してくれる場合が多いですが、代金引き換えでお金を回収している集団が詐欺をしている場合は基本的に支払ってしまったお金は帰ってこないことが多いようです。
つまり、本当に購入した記憶が無いお届け物に関しては、自宅に宅配に来たタイミングで受け取り拒否ができるので一度拒否をすることをおすすめします。
仮に受け取り拒否をしたとしてもちゃんとしたお店から出荷されている場合、必ず購入の履歴からお届け先のお客さん、または購入者に電話やメールでで連絡が行くからです。
ネット上での詐欺には十分ご注意ください。
ショップ運営者側も、商品購入者側もインターネットで支払いが簡単にできるようになり、相手の状況が見えないからこそ。
しっかりと自分が購入したインターネット注文の履歴や、不正な事をしていたずら注文してくる住所や顧客情報などを管理していくことで未然に詐欺で被害を受ける確率を下げていく必要があります。
ちなみに消費者庁のページにも詐欺についていろいろと詳しくまとめられているので、消費者の方も販売者の方も。
実際にどのような詐欺があるのか把握しておくことが未然に詐欺に会うことを防ぐ第一歩になります。