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田舎に農地を残して地元を離れた僕には不安なことがあります。
それは、山奥にある広大な農地を僕が引き継ぐことになった時どうすればよいかということです。
会社員をしていた場合。
農地を田舎に残し、会社などで働いている人は日本にいったいどのくらいの人数いるのだろうか。
小さな土地であれば特に問題はないのだが、山奥にある山や田畑、果樹園など。
その土地が広大な場合、そこを管理する人がいなくなると大きな問題が発生する。
今、20代の若い世代で親が健在であれば管理もできるかもしれないが。
お祖父ちゃんやおばあちゃんが農業をしているばあい。
会社員をしていては身動きが取れません。
これは本当に、何とかして手助けしたいにも関わらず身動きが取れないという歯がゆい状況になります。
会社を辞めたら生活はできなくなるし、かといって農業で生活できる保障はありません。
会社経営をしていた場合。
田舎に農地があり、地元を離れて会社を経営している場合はどうだろうか。
会社の規模がある程度大きくなり、収入面に問題がなければ。
田舎にある農地を活用して何か収益化できると思います。
時間も会社員より自由に使えるため打つ手がありそうです。
ですが、実際のところは事業内容で手いっぱいでなかなか動けません。
そして、田舎では集落のつながりなど。
都会にはない独特な風習などがあり何か始めるにも多くの障害があります。
一筋縄ではいかない田舎のつながり。
本当に難しいのは、田舎ならではのつながりや村の中での暗黙の決まりやルールのようなもの。
ハッキリ言ってしまえば、その多くは利益が自分のところに入ってくるようにしている人がいて、
組織や集会などの運営が公平にできていないからそのようなことになってしまうのかもしれない。
国に払う固定資産税と受け取れる助成金、交付金。
農地を持っているともちろん固定資産財がかかります。
そして調べていけば多くの農地に対する助成金、交付金などがありますが。
その多くが、個人あてではなく地元の組合などを通して分配されるようになっているため、
結局のところは組合などの組織に公平性がないので一部の人へ利益が流れるようになる。
だから昔の村には、助成金などはないにしてもうまくコントロースしていた人が村長的な立ち位置で存在したのかもしれない。
もし新規で農地を生かした方法を考えるのであれば。
ローカルに有る繋がりになるべく触れずに仕組みを導入するべきではないかと思う。
その時、既存の農家にはなるべく反感を買わないようにという前提はあるが田舎の場合多くは親戚などにあたる人になるのでそれもなかなか難しい。本当に悩ましい問題だと思う。そしてお互いにメリットをもたらすだけの考えがあれば相手にも受け入れられるのかもしれない。
農業をしたい人へのマッチングは促進できないか。
僕が思うのは、農業に対するマッチングをすることで田舎を活性化し、農地をもてあましている人へ利益還元ができるのではないかと考えています。
農地を持っていて困っている人。
農業をしたい人。
この場合、農業をしたい人だれにでも農地を貸し出せるかといえばそうではない。
もし、農業高校や農業大学、そして本当に農業をしたいと思っている人がいるなら。
そこをうまくマッチングさせることで両者にとってメリットが生まれ、ビジネスとして成り立つのかもしれない。
僕自身、農地をどう活用していくか考えれば考えるほど農業を実際に行う以外の方向で活性化させることのほうが現実的な気がした。
実際の農地を使ってバラ園を作っています。よろしければ応援お願いします。