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もしもフェイスブックが有料なら使い続けるか?

ソーシャルネットワークといわれるフェイスブック、ツイッター、インスタグラムに始まり様々なWEBサービスを使ったことはありますか?これらのサービスは利用者に対して無料で提供しているにも関わらずサービスの質はより一層向上していくという個人的にはとても不思議なサービスなのですが、利用者の人はこれが有料であれば使い続けているのかどうかという疑問が浮かんだので少しWEBサービスについて考察してみました。

通常であれば、価格が下がればある程度サービスや品質なども下がって仕方がない、つまり無料のものなんてサービスが悪くても普通だと思うのですが、事WEB上のサービスに関しては必ずしもそうとも言えない状況がおきています。あなたの身の回りにはどんなWEBサービスがありますか?

競争市場の考え方。ベルトラン競争で価格は限界費用まで下落する世界。

有るところにAさんというコンサルタントがいました、彼がSEOのコンサルタントとして月額50万円のサービスを展開していたとします。SEOで順位をアップさせる需要がありまだそのようなサービスを行っている会社やコンサルタントが少ない場合。
コンサルタントの価格は崩れる事はなくむしろ100万でもコンサルをしてほしいといわれるかもしれません。

しかし、世の中にはAさん以外のコンサルタントが沢山いるはずです。BさんCさんDさん…。
それぞれが自分たちの特色を出してコンサルタントとして会社と契約を結ぼうとしたとき、一概には言えませんが多くの場合、価格競争となり企業側もコストをかけないためになるべく価格が安い人にお願いしようとします。
競争の市場ではごく当たり前の事ですが、この場合イメージとして価格が安くなるとサービスの質や内容も品質が悪くなると言えます。

この価格競争が最もわかりやすく顕著に表れる市場があります。それは、商品の小売業界。特にショッピングモール楽天・YAHOO・アマゾンなどに出品されているような商品を販売している市場です。ネット通販の場合顕著に値段の安いお店に注文が集中します。これはベルトライン競争の中で原価ぎりぎりまで値段を下げないと他店との競争の中で売り上げが上がらないという事を表しています。もちろんお店ごとに特色を出して他店と差別化を図るという事がどんどん必要になりますが、ベースとして競争市場で価格競争に巻き込まれることが多いです。こうなってくると、販売者側としてはかなり苦しい状況です。

では、サービスや物品の価格が限界費用まで下落する市場の中で、フェイスブックなどの初めから利用料がかからないサービスはどうなるのでしょうか。競争市場において限界費用が当てはまらないのでしょうか?

コストがかからないサービスの利用者に利用料を請求すると…。

フェイスブックやtwitter、googleなどの基本的な利用にお金がかからないサービスにはもちろん有料のサービスが存在します。フェイスブック広告やツイッター広告、アドワーズなど。彼らはそもそも基本的なサービスの利用者から直接的にお金を回収しようとはかんがえていないです。

ではもし、それらのWEBサービスが月間費用が1円と低くても有料になった場合利用者の数に影響はするのだろうかと考えてみました。

WEBサービスにおける限界効用と費用の問題。

限界効用は、かけたコストに対して与えられる効用の限界の事です。
例えば、とても暑くて咽が乾いていたときに一本150円でペットボトルのお茶を購入したときの効用はかなり高いものがあります。ですがその後、お茶を飲み続けていくと最初ほどお茶の効用は薄くなり最終的にはお茶自体いらなくなります。

基本的なサービスの使用で課金が必要ないサービスの場合、この限界効用を過ぎてしまうとサービスに飽きてしまいユーザーが離れていく形となります。

パズドラや、モンストなどもゲームもまさしく同じ理由で、定期的にイベントをしたり課金をすることでいろいろなアイテムを与えたりすることでここでいう「効用」を維持させてユーザーの離脱を防ごうとするのだろうと思います。
つまり、フェイスブックなどのソーシャルサービスがユーザーに対して提供できる効用に対して費用が発生した場合、その機能に金銭を払ってでも価値を見いだせる人しか集まらずWEBサービスの規模も小さくなってしまっていたんだろうと思います。

逆に、完全に無料にしてもうまくユーザーに見いだされず消えていくサービスも星の数ほどあるんだろうなと思いました。

あなたはフェイスブックが有料だったら使用しますか?僕は使わないかもしれません。

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